合格体験記

迷いも不安も超えて
“海外大学”という選択。

度重なる挫折とトラブルを乗り越え、フロリダ大学へ編入!「自分の芯」を見つけた男

名前Toshi
コミカレ名Diablo Valley College
大学名University of Florida
勤務先Economics

HISTORY

2002年

東京都練馬区に誕生

2018年

高校時代
高校入学。野球に熱中する一方で、問題行動を起こす

2021年

大学受験に失敗
大学受験に失敗。留学していた先輩の影響もあり、海外留学を決意

2022年

カリフォルニア留学スタート
カリフォルニア州のディアブロ・バレー・カレッジ(DVC)に入学

2024年

フロリダ大学に編入
Economicsメジャーとして3年次編入

INTERVIEW

問題児だった高校時代と、流されるままの受験

東京都練馬区出身のToshiさんは、JAICAで働く父親の影響で、幼少期は母親と二人きりで過ごすことが多かったそうです。小学校時代は「ぼーっとしてた」と振り返り、月曜日から金曜日まで習い事で埋め尽くされた日々を送っていましたが、塾をサボるなど、おとなしいだけではない一面も見せていました。
私立の中高一貫の進学校に進学し、野球に熱中します。しかし、入学早々に月例テストで最下位を取り、カンニングで処分を受けるなど、問題行動を繰り返しました。最終的には退学届を渡されるほどの状況に陥りますが、「テストで良い成績を取れたら残れる」という条件をクリアし、なんとか高校に進学することができました。
高校時代を「俺らの代は問題児すぎた」と笑いながら振り返るToshiさん。当時の素行の悪さから、野球部も大会から退会させられるほどだったといいます。高校卒業後の進路は「やりたいことがなさすぎて」適当に決めたと話し、大学受験でも立命館大学に落ちた後、「浪人するか、滑り止めに行くか、留学するか」という三つの選択肢の中から、留学した先輩の影響で「海外面白そう」と感じ、留学を選びました。
留学のきっかけは「家から飛び出したかった」から
留学を志した一番のきっかけは、家から飛び出したかったからだと言います。「高校の時、家庭環境がめちゃくちゃ悪かったんです。家の中で論争が絶えなくて、それが嫌で。自分でのびのび暮らしたい、という気持ちが強かった」。
専攻については、当初、日本の大学でスポーツ科学(キネシオロジー)を学びたいと考えていました。しかし、海外の方がこの分野が発展していることを知り、海外の大学への編入を視野に入れるようになります。ディアブロ・バレー・カレッジ(DVC)では、最初は専攻を決めずに過ごしていましたが、野球部のチームメイトや周囲の真面目な学生の様子に刺激を受け、2年目には経済学を専攻することを決めました。

「寝てた」DVCでの学生生活とインターンシップ


DVCでの生活は、「正直ずっと寝てました(笑)。クラスもめっちゃサボって、野球だけ行って」と赤裸々に語ってくれました。授業はオンラインが基本だったため、ChatGPTを使ったり、数学は一夜漬けで勉強したりと、効率を重視。その結果、GPAは3.72という高い成績を維持することができました。
2年目には、マーケティング会社でリモートのインターンシップを経験します。インターンでは、トレンドやデータ分析、市場調査、ご当地キャラクターのプロトタイプ作成、営業といった幅広い業務を一任されました。「正直、その時は楽しくなかった」と話すものの、この経験を通じてビジネスの基礎や社会の仕組みを学ぶことができたと振り返ります。
DVCで最もショックを受けたのは、同級生たちの真面目さだったといいます。自分は野球ばかりしていたのに対し、「同級生が学生団体の副代表(VP)をしていたりして、それがいい刺激になりました」。野球部のチームメイトも、普段は陽気なのに勉強は真面目に取り組む姿を見て、モチベーションを保つことができたそうです。
DVCの好きなところは、カジノや必要最低限のものが揃っているところ、そして「真面目に頑張っている人が多い」こと。嫌いなところは、特にないそうです。カレッジ時代の思い出として、野球のプレイオフを挙げてくれました。ベイエリアの強豪チームを相手にした総当たり戦で、数年ぶりに上位チームとして全国大会の予選に進むことができたそうです。外国人選手たちとの交流も深く、特にアメリカ人選手の感情表現の豊かさに驚いたと話します。

 

編入をかけた戦いと、フロリダでの新たな生活

大学への編入活動は、当初は本腰を入れて取り組んでいなかったと明かします。「寝ててやってない(笑)。エッセイも言われたことだけやってました」。そのため、UC(カリフォルニア大学)への編入はうまくいかなかったそうです。しかし、2・3年目と立て続けにUCやUoF(フロリダ大学)に出願していく中で焦りを感じ、本気を出してエッセイに取り組みました。エッセイを添削してくれた先輩たちの助けもあって、良いエッセイを書くことができました」と、サポートへの感謝を語ります。その結果、フロリダ大学への合格を勝ち取りました。
フロリダ大学での生活は、DVC時代とは一変します。「全てが変わった」と言い、特にUFに入学してから「自分の芯」が理解できるようになったと話します。「芯がない」と言われ続けていたToshiさんが、フロリダという環境で自立し、本当の自分を見つけられたのです。

UoFで最もショックを受けたのは、学生や教職員の「自我の強さ」だと言います。「本当に自分が言いたいことを言わないと通らない」。例えば、寮の部屋を掃除してほしい時も、「やってください」ではなく「やれ」と強く言わないと動いてもらえないそうです。「下に入ったらダメで、主張していかないとやっていけない」と、日本との文化の違いに驚いたと話します。
UoFの好きなところは、学生や先生、地域全体がチームを大切にする「Gator’s Pride(ゲイターズ・プライド)」という強い繋がりを感じられること。街もスポーツの街として活気に満ちているそうです。一方で、車が突っ込んでくることが多いため「目で牽制しないと危ない」と笑いながら話します。学生の9割が白人であり、メンタルが弱い子には厳しい環境かもしれないと指摘します。
フロリダ大学では、ポーカーに熱中し、ポーカーで稼いだお金を生活費に充てるなど、独自の生活スタイルを確立しています。「深夜にポーカーをして、そのあと友達とご飯を食べていました」。

↑ハンモックでくつろぐToshiさん

「気持ちを伝える」大切さと、今後の夢

留学を通して、英語を話すのが苦手だったというコンプレックスを克服。「意外と感じたまま話したらできるな」という発見があり、「伝える意思があれば伝わる」という自信を得ました。
今後の進路については、「働きたくないので、Goldman Sachsに入ってめちゃくちゃ働いてお金を貯めて、不労所得で暮らしたい」という壮大な夢を語ってくれました。

留学を志す学生へのアドバイス

最後に、これから留学を目指す日本の学生へのアドバイスとして、Toshiさんはこう締めくくります。「ただ楽しんで!!!!!!」。

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