合格体験記

迷いも不安も超えて
“海外大学”という選択。

挫折と葛藤を乗り越えて、なんとかなるさ精神でUBCへ編入!

名前SYさん
コミカレ名Langala College
大学名University of British Columbia
勤務先Psychology (マイナー: Data Science)
役職Camosun College

HISTORY

2000年

横浜にて誕生

2018年

高校生時代
流されるままに生きた高校時代を経て、受験勉強を開始

2019年

浪人生活
第一志望の大学に落ち、浪人生活を送る

2020年

カナダ留学スタート
再び受験に失敗。これを機に、もともと興味があった海外大学への留学を決意。カナダへ

2022年

UBCに編入
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)に編入。心理学専攻の傍ら、データサイエンスを副専攻に

INTERVIEW

流されるままに生きていた、横浜での学生時代

横浜市出身のS Yさんは、中学から高校まで公立の学校に通っていました。高校は単位制の高校に進学し、文系を選択。当時は「日本史をバリバリやっていた」と振り返ります。高校生活について聞くと、「めちゃくちゃ流れのままに生きていた人でしたね(笑)」と、自らの過去をあっけらかんと語ってくれました。 部活動はバスケ部に所属し、仲間と日々を過ごしていました。しかし、受験勉強は高校3年生の部活引退まで全く手を付けておらず、高校1、2年生のときは週に1度塾に通い、学校の宿題をこなす程度だったといいます。 高校3年生の部活引退後、本格的に受験勉強をスタート。塾では日本史の授業を「一番面白い」と感じ、現代文には自信があったそうです。大学受験では滑り止めを受けず、行きたい大学だけを受験しましたが、結果は不合格。浪人を決意した理由もユニークでした。「塾の授業がめちゃくちゃ面白かったから」という理由で、もう一度受験に挑むことを選択。2度目の受験に失敗した際に「次落ちたら海外に行こう」と決めていた通り、もともと日本の大学に入学しても留学したいと考えていたこともあり、留学の道に進むことになりました。

留学を志したきっかけと「なんとかなるさ」精神

S Yさんが留学を志したきっかけは、英語への漠然とした憧れでした。「英語ができれば誰とでもコミュニケーションできるなっていうのはずっと考えていました。英語の映画を観たりするのも好きだったので、英語が話せたらカッコいいなと」。 周りに海外に行く友人がいなかったため、留学に対する不安はなかったと断言します。「『なんとかなる』精神だったので。どうにかなるだろう、どうにかしなきゃいけないだろう、と」。その背景には、幼い頃からの家庭環境がありました。「下に妹がいるので、親は僕に対して関心がそこまで強くなかったんです。『やりたいんだったらやれば?自分で調べて自分でどうにかしろ』っていう精神で育てられたので、自分で生き抜く力がつきました」。 留学を決意し、親にプレゼンした際には猛反対されたそうです。「なんのために行くの?やりたいことないんだったら行く必要ないんじゃない?」と言われたことに対し、「英語をやってて別に損ないでしょ。給料上がるやん」と、ご自身の考えを強く主張。予算や留学先も自分で調べて親にプレゼンしましたが、「結局渋々でしたけど、許してくれましたね」と笑います。

カナダでの生活

留学当初、S Yさんは経済学(Econ)を専攻するつもりでした。しかし、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の編入要件である数学の難しさに直面します。「UBCの微分積分が難しすぎてFailしました。結構みんな落ちていましたね(笑)」。皆が落ちているのを見て「仲間だー!」と感じたそうですが、経済学専攻の必須科目(Requirement)だったため、専攻変更を決意。 「興味があって、なおかつ簡単にDeclare(専攻を決定)できるもの」として、心理学(Psychology)、社会学(Sociology)、哲学(Philosophy)を候補に挙げ、元々興味があった心理学を専攻することにしました。また、統計学が好きだったことから、副専攻(Minor)としてデータサイエンスを選択しています。 カナダでの生活は、楽しいことばかりではありませんでした。辛かったこととして、英語でのコミュニケーションの難しさを挙げます。「言いたいことが伝わらないことが多かったです。交友関係を築くのも難しかったですね。カナダ人の方がオープンじゃないので、表面的な付き合いが多いなと感じました。周りの子も友達を作るのが難しいって言っていました」。 一方で、楽しかったこともたくさんありました。「バンクーバーは景色がすごくいいんです。ビーチやハイキングもできるし、自然と都会がミックスしている雰囲気が好きでした」。また、驚いたこととして「初めてウィードの匂いを嗅いだこと」を挙げ、「こんな匂いなんだ!って知れて嬉しかった」と率直な感想を語ります。バンクーバーではドラッグを使用している人も見かけますが、「治安が危ないと感じたことはない」と話します。

カレッジとUBC、それぞれの生活と学び

カナダを選んだ理由は、アメリカに比べ学費が安かったことと、寒いのが苦手だったため温暖なバンクーバーを留学先に選んだからだそうです。 S Yさんは、UBCに編入するまで「Camousonカレッジ」に通っていました。カレッジを選んだ理由は、もともとUBCへの編入を目標としている中で3つのカレッジに絞り、「どうせバンクバーで編入後の2年間を過ごすなら、最初の2年間はバンクーバーと違うところで勉強したいと思った」ため、Victoriaにあるカレッジを選びました。 カレッジ生活では、授業の傍らカフェでバリスタのアルバイトを経験。「コーヒー飲み放題で食べ物ももらえるし、英語も伸びる。留学生はどんどんバイトをするべきだと思う!」と、バイトのメリットを力説します。探し方としては、自分で履歴書を店に持っていく「ドロップオフ」という方法で、自分が訪れて働きたいなと思った、オンラインで募集していないようなカフェを探しました。 カレッジの好きなところは、規模が小さかったからこそ「一度できた友達とはずっと仲良くなれたこと」だと言います。最初の授業で同じクラスになった香港人の友人に話しかけられ、一緒に勉強会をするうちに仲良くなり、コミュニティがあることで安心できたそうです。一方で、嫌いなところは、学校の規模が小さく「クラブ活動がなく、人間関係を広げるのが大変だったこと」を挙げます。 カレッジの思い出エピソードとして、カレッジの図書館やラボで深夜まで友達とエッセイを書き続けた日々を挙げてくれました。「カレッジの時は、とにかく成績が必要だったので、GPAを上げるためにめっちゃ頑張っていました」と、当時のストイックな生活を振り返ります。 編入先のUBCは、カレッジとは全く違う環境でした。「UBCは『教えて終わり、自分でやってこい』というスタイル。勉強量は変わらないのに、カレッジにいた時とは違うプレッシャーを感じました」。


また、カレッジに比べて学生が活き活きしているように見え、学業モチベーションはそこまで変わらないものの、中国人の学生は親からのプレッシャーで猛勉強していると語ります。また、「学業に対するプレッシャーとドラッグの過剰摂取で自殺する人もいる」という衝撃的な話も聞かされました。 UBCの好きなところは、人との出会いが豊富で「日本人も含め、いろんな人と友達になれること」だと言います。大学の規模が大きいため、クラブやイベントも多く、多様なコミュニティに参加できるのも魅力です。一方で、「人混みが嫌い」なので、バスが常に満員なことがストレスだと語りました。グループワークでは、学費の違う留学生とカナダ人の間に意識のギャップがあると感じたそうです。 UBCの思い出について尋ねると、「深夜まで勉強して、朝に朝食を買って勉強していた日々」を挙げました。「UBCでは勉強だけじゃなくて、バイト、ボランティア、インターンを積極的に経験しました」と、より幅広い活動に挑戦した大学生活について語ってくれました。 S,Yさんが行っている課外活動 ・バイト 日本食料理屋 ・ボランティア バンクーバーにあるレストランのInstagram運用・デジタルマーケティングのボランティア ・インターン 輸入会社にて、Websiteのコーディングや統計学の知識を用いて企画したイベント前後の効果を検証など

 

留学を経て、変わった自分と将来への夢

留学を通して、S Yさんは「Yes or Noをしっかり言えるようになったこと」が一番の変化だと感じています。「海外の人のずうずうしさを見ていると、こっちでは自分の意見を言わないとストレスになるんです。自分の思っていることをすぐに言うようになりました」。日本にいた頃は、親戚の集まりなどで空気を読んでいたそうですが、今では「いやです」としっかり言えるようになったと話します。 今後の進路については、まだ定まっていないと正直に答えてくれました。「まだ日本に帰るか迷っているし、最終的にどうなるかわからないです」。ただ、「データを扱う仕事がしたい」という目標は明確で、「めっちゃお金を稼いで、いい家を建てたい」という夢を語ります。「なんとかなるっしょ」という楽観的な姿勢は、今も変わっていません。

留学を志す学生へのアドバイス

最後に、これから留学を目指す日本の学生へのアドバイスを求めると、S Yさんらしい言葉が返ってきました。「とりあえず、自分で生き抜く能力を鍛えてくること。そして、ストレスに耐えられる能力。自分のことは自分でやる力は、留学生活を送る上で絶対必要になります」。

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