合格体験記

迷いも不安も超えて
“海外大学”という選択。

アメリカ その他

情報とネットワークが、一流大学への合格を可能にさせた

Kichi 
Kichi 
Georgia Institute of Technology Computer Science

INTERVIEW

プロフィールと学生時代

高校時代、コロナ禍の休校期間に全く勉強をしなかったことで成績は急落。現役で挑んだ大学受験は失敗に終わり、浪人生活を送ることになります。
ただ浪人中も、「周りは受験勉強を必死でやっていたけれど、自分はどこか集中できなかった」と当時を振り返ります。
留学を志したきっかけ
その中で留学という進路を考え始めたのはSNSの影響でした。偶然インスタで知り合いがアメリカの大学に進学していることを知ります。さらにX(旧Twitter)で、UCサンディエゴを卒業して高給を稼いでいる人のポストを目にし、強い刺激を受けました。

「アメリカでこんなに稼げるんだ。アメリカの大学ってどうやって入るんだろう?」

そう思い立ち、X上でさまざまな留学生をフォローするようになりました。当時は「雲の上の存在」だと思っていましたが、調べていくうちに「カリフォルニア大学編入」という道があることを知ります。
「これなら自分にも行けるかもしれない」――そう直感し、留学関連の本を読んだり、情報を調べるようになりました。そして、ついに両親へ留学を志す思いを伝えます。
当初は反対していた両親でしたが、父の大学時代の友人で、当時LA付近に住んでいた方が説得に協力してくれ、ついに理解を得ることに成功しました。
「親を説得できた瞬間が、留学への第一歩だったと思います」。
既に「留学」という選択肢が頭に浮かんでいたため、受験勉強に対するモチベーションはそこまでありませんでした。

アメリカ到着直後の生活

アメリカに到着してすぐの生活について、Kichiさんは意外にも
「つらかったことは一つもなかった」
と語ります。大学の授業や生活は想像以上に充実しており、ホームステイ先のホストファザーもとても良い人で、犬が少しうるさいくらいが唯一の不満だったそうです。

「ホームシックにも一度もならなかった。むしろ毎日が楽しかった」と笑います。
驚いたことを聞くと、「大麻の匂いがどこにでも漂っていること」と「治安の悪さ」。それでも「アメリカだな〜って感じで、そこまでショックではなかった」と、前向きに受け止めていました。

DVCでの生活(1年目)

進学先はDiablo Valley College(DVC)。
1年目は「勉強はほとんどしなかった(笑)」と言います。
受験勉強を頑張っていたため、授業は全て理解することができたためです。

授業の課題をこなし、テスト前に少し復習する程度で、ChatGPTを有効に活用していました。
課外活動ではDVCの日本人コミュニティのWebsite(Academic 留学のすゝめ)で、記事を執筆。これが後に大学出願用エッセイの材料にもなりました。
一方でオフの時間は家にこもり、Switchでスマブラで遊んでいたそうです。
「一つのキャラでVIP入りした程度には遊んでいました」とゲームにも全力を注いでいました。
それでも外に出る機会はたくさんあり、活発的なKichiさんはインターンを探したり、BBQ会やネットワーキングイベントにも参加し、GAFAMのテックオフィスに訪れるなど貴重な経験を重ねます。
休み期間にはアトランタのジョージア工科大学(Georgia Tech)に遊びに行ったりと積極的に動いていました。
ネットワーキングの極意
人との関わり方については、本人は「良くも悪くも、あまり距離感がわからず、相手のパーソナルゾーンに入っていたかもしれない」と自己分析します。

「特に意識せずに、趣味や雑談を含めて自然に会話をしていた。それが相手との距離を縮めるきっかけになったんだと思う」。
実際に、仲良くなった方とはその後も何度も会う機会があり、その人が最終的にエッセイを見てくれるほどの関係に発展しました。

DVCでの生活(2年目)

2年目は「ずっと友達の家に入り浸っていた」と笑いながら話します。勉強と遊びを両立する生活で、クラスの難易度は上がったものの、しっかり学業にも取り組みました。

結果として、2年間を通してGPA 4.0 (/4.0)を維持。理系でGPAを4.0で卒業するのは、とても難しいことです。
「正直、運が良かった」
と語ります。多くの学生がBを取っていた難関授業(Physicsなど)でも、たまたま楽な教授のクラスにを履修することができ、好成績を収めることができました。
また、Note Takerとして活動したことも有利に働きました。
実際のところ教授のノートをダウンロードして転送するだけの役割でしたが、そのおかげで早期登録(Early Registration)が可能となり、常に「楽な教授」を選ぶことができたのです。「DVCに入る人にはおすすめです」とアドバイスしてくれました。

一番辛かった時期

そんな中でも、2024年春には大きな壁に直面します。友達とのラスベガス旅行から帰ってきた後、3〜4週間にわたってうつ状態に陥り、家に引きこもるようになってしまったのです。
「ゲームやYouTubeばかりで、トイレと部屋を行ったり来たりしていました。旅行から帰ってきてジョージアテックの夏入学に落ちたという現実に引き戻されたような感じがしていました。なんでだろう、ずっと疲れていました」。
そんなKichiさんを見かねたホストファザーがKichiさんの友達に頼み、外へ連れ出してくれるように促したことが、再び前を向くきっかけになったと言います。

エッセイ執筆と大学出願

2024年の秋学期を終え、いよいよ大学編入に向けてエッセイに取り組む時期がやってきました。
Kichiさんが本格的に執筆を始めたのは2024年の秋学期が終わったクリスマスの期間。ちょうどその頃、知人が1日まるごと時間を割いてくれ、つきっきりでエッセイを見てくれました。

「その1日で8割が完成しました。本当にありがたかったですね」。
しかし結果は甘くありませんでした。夏学期入学の出願では不合格。気持ちを切り替えて迎えた秋入学の出願締切は、なんと提出まで残りわずか5日程度しかありません。課外活動やエッセイは一切修正できないまま、そのまま再度全く同じ内容のものを提出することになりました。

「正直、落ちるつもりで出していました。『またもう一学期DVCかー』って感じで」。

合格発表の日

そして2024年5月15日。合否発表の日が訪れます。
「Decisionを見るのが怖くて、なかなか開けませんでした」。
結果はWaitlist。複雑な心境を抱えたまま迎えた6月中旬までずっとソワソワしていました。
するとある日、不意打ちのようにGeorgia Techからのメールが届きます。
メールを開く前からCongratulations」の文字が目に飛び込み、思わず叫んでしまったそうです。

「親と抱き合って喜びました。しかも寮の抽選にも当たって、本当に夢みたいでした」。

出願の教訓

Kichiさんは自身の体験を振り返り、出願戦略の大切さを強調します。
「僕の場合、Education Planを『まあ受かるだろう』という前提で立ててしまっていて、僕が留学に行ったばかりの頃ではGeorgia Techの州外編入の合格率は40%前後でした。しかし、そこから年々Acceptance rateが下がり、最終的に僕が入学した秋入学の合格率は州内外合わせて19%にまで下がっていました」。
二年前は「バークレーかGeorgia Techか」と悩んでいたものの、バークレーは二年での出願が厳しいと感じ、途中から方針をチェンジ。結果的にGeorgia Tech一本に絞る形になりましたが、そのリスクは大きかったと振り返ります。
「一校だけで出すのは本当に危険です。自分を安心させるためにも、必ず複数校出願した方がいい」。
実際、Kichiさんも夏入学では落ち、秋入学のWaitlistでようやく合格をつかみました。リアルな経験からのアドバイスには説得力があります。

Georgia Techでの生活

Georgia Techに進学したKichiさんの生活は、一気に忙しさを増しました。
平日は朝10時半に起き、11時からの授業に出席。その後は友人と昼食をとり、寮に戻ってから再び授業へ。授業後は勉強をこなし、ジムにも通うというリズムが定着しました。
専攻はコンピューターサイエンス。PhDの知り合いからおすすめされた論文を読み込むなど、学びの密度は飛躍的に高まりました。
週末はイベントに参加することも多く、Japan Fesでの物販ボランティアや友人と出かけたりなどしてリフレッシュしているそうです。

課外活動

課外活動としては、データサイエンス系のクラブに参加。ジェネラルミーティングに出たり、同じ分野に関心を持つ学生と情報交換をしたりと、学業以外の学びの場も広がりました。

「日々が比較的充実していて、英語を使う時間も増えた。留学に来ている実感が強くありました」と語ります。
驚いたこと
Georgia Techで最もショックを受けたのは、その設備と学生のレベルの高さでした。
「設備の格が違う。留学生もみんな賢くて、奨学金受給者や、本当にハイレベルの人たちばかりでした」。
編入生として挑む立場から見ても、1年目から在籍している学生たちのレベルは圧倒的。
「やっぱり最初からいる人たちはレベルが高い。でも、しっかり学びたい人にとっては最高の環境です。教授のレベルも非常に高いので、本気で学びたいなら絶対におすすめです」。

留学を通して変わったこと

Kichiさんが一番強く感じているのは、自分を客観視できるようになったこと。
「昔は周りのことを考えずに、とりあえず無謀に行動していました。でも今は周りを見て動けるようになった。指摘してくれる人もいて、自然と視野が広がりました」。
留学を通じて、世界には想像以上に多くの選択肢があることを実感。
「以前よりも、いろんな可能性を考えられるようになったし、選択肢を増やせるようになったと思います」。
これは勉強やキャリアだけでなく、人間関係や生き方そのものに対しても広がった意識です。

これからの進路と夢

進路については、まだ模索中だと正直に話します。
「周りが本当に優秀で、これでいいんだろうか?と悩むことも多いです」。
ただ迷いながらも、Georgia Techで得た学びとネットワークを武器に、次のステージへ挑戦する準備は進んでいます。将来のキャリアは未定ながらも、柔軟に可能性を追いかけていく姿勢が印象的でした。

未来の留学生へのメッセージ

最後に、これから留学を目指す日本の学生へのアドバイスを伺いました。
「高校レベルの数学は勉強しておいた方がいい。それと、物理や化学もある程度やっておけば、コミカレでは余裕になります」。
さらに、自身の出願体験からもメッセージを残します。
「出願は一本に絞らず、必ず複数校に挑戦した方がいいです。僕も危うく道を閉ざすところでした」。
そして何よりも大切にしているのは「自然体で人とつながること」。ネットワーキングに注力し、エッセイのサポートを受けられた経験は、彼にとって留学生活の大きな財産となりました。

まとめ

Kichiさんの留学ストーリーは、現役受験の失敗から始まり、浪人中に留学という新たな道を見つけ、DVCからGeorgia Techへと駆け上がった挑戦の記録です。
「環境を変えたい」という衝動から始まり、アメリカでの生活を通じて「自分を客観視し、選択肢を増やす力」を身につけました。
その歩みは、留学を考えるすべての学生に「視野を広げ、自分の道を切り拓く勇気」の大切さを教えてくれます。

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