合格体験記

迷いも不安も超えて
“海外大学”という選択。

名門コロンビア大学へ奨学金編入!「道筋を立て、日々考え、積み重ねる」挑戦と成功の軌跡

名前 Kさん
コミカレ名 Foothill College
大学名 Columbia University
勤務先 Financial Economics Major

HISTORY

2012-15年

アメリカの小学校に3年間通われる

2015-21年

中高時代

2021年

高校卒業⇨NIC入学

2022年

Foothill College 入学
意を決してアメリカ留学をスタート。2年にわたる濃いカレッジ生活がスタートします!

2024年

Columbia University 3年次編入
名門アイビーリーグのコロンビア大学に見事合格されました。そして多額の奨学金まで受給されています。

INTERVIEW

幼少期の経験が育んだ「海外への思い」

Kさんは日本でお生まれになり、小学校3年から6年までをアメリカで過ごした経験が、その後の留学への強い思いの根底にあります。
最終的にKさんの留学挑戦への背中を押したのは、金融業界で働く親戚の存在でした。親戚は留学経験者でもあり、幼い頃からKさんを可愛がり、様々な経験をさせてくれました。ある日、彼が自宅で流暢な英語でビジネスコールをしているのを偶然耳にし、「すごい、世界が広がった!」と強い衝撃を受けたそうです。「それが、留学を志す大きなきっかけになりました」とKさんは語ります。

スポーツと勉強に打ち込んだ高校時代、そしてコミュニティカレッジへ

日本に戻ってきてからは、 日本の公立中学校に進学します。当時、Kさんの周りには帰国子女がほとんどいなかったそうですが、Kさんは「人と話すのが好きなタイプ」だったため、すぐにみんなと仲良くなり、楽しい中学生活を送ることができました。
しかし、高校受験では大きな挫折を経験します。目指していた公立高校に合格することができず、「人生のどん底レベルの挫折」を味わったとKさんは言います。滑り止めで入学した高校は野球の強豪私立高校。そこでスポーツと勉強に明け暮れる日々を送りました。特進クラスに在籍し、古文・漢文など日本の伝統的な科目の勉強にも追われ、「正直、高校時代は野球についていくので必死でしたね(笑)」と当時を振り返ります。この時期、勉強は「無理やりやらされている」感覚が強く、成績も伸び悩んだと言います。しかし、幼少期にアメリカで過ごした経験と親戚の英語でビジネスを行う姿から、「いつかまたアメリカに戻って勉強したいという気持ちは常にありました。」
高校卒業後、Kさんは先生から紹介されたNICという東京の語学学校で学び、コロナ禍でのハイブリッド授業を通して留学準備を進めました。留学先のコミュニティカレッジ選びでは日本人が少なそうなカレッジを選び、当時興味があったスポーツマネジメントを専攻する予定でした。しかし次第に、金融業界で働かれる親戚の姿に憧れていたこともあり、金融の専門知識を深めるため「金融経済学(Financial Economics)」を選びました。

コミュニティカレッジでの飛躍とコロンビア大学への合格

コミュニティカレッジでの生活は、Kさんにとって非常に充実したものでした。「基本的に対面で授業を取っていました」と語るように、基本的に週に2〜3クラスを対面で、1クラスは完全オンラインで受講していました。「コミカレ生活はずっと充実していて楽しかった」そうで、週末にはカリフォルニア州サンタクルーズなどへ遊びに行くこともできました。学業はもちろんのこと、課外活動にも精力的に取り組みました。
具体的には、留学生のコネクション構築クラブの副代表として留学生同士の交流の場を作り、互いにサポートし合えるコミュニティ形成に貢献。「野球を体験できるクラブを立ち上げた」と語るように、野球に興味を持つ学生(4〜5人)を運営メンバーとして集め、アドバイザーの先生を見つけることでクラブを設立しました。野球用具を揃えてグラウンドで野球をしたり、WBCのウォッチパーティーなども開催。チベットや香港出身のメンバーなど、野球に馴染みのない国籍の学生も積極的に巻き込み、活動の幅を広げたと言います。「クラブを立ち上げる明確な手順があったからそんなに苦労しなかった」そうで、2年次には日本人学生も多く参加するようになったそうです。
学業面でも貴重な出会いがありました。Kさんはある数学の先生との出会いを「後の方から価値に気がついた」と語ります。その先生は最初の授業で「S大学はクソ食らえ」と話すほどユニークな人物で、授業は基本的に勉強の仕方についてであり、数学の内容は全てYouTubeにアップロードして生徒が各自それを見る形でした。今まで日本で勉学に励んできたKさんにとっては、受験勉強スタイルが基本でしたが、その先生が教える”Deep Learning”は、「なぜ勉強するのか、何を目的とするのか」を理解し、数学の本質を学ぶ大変ためになる勉強方法でした。この先生との出会いが、今のコロンビア大学での大変な勉強についていくための基礎となっており、Kさんは「とっても感謝しています」と語ります。

Columbia Universityへ 〜環境が人を変える〜

Kさんは「せっかく親から大金を叩いてもらっているのだから、留学を最大限活用したい。だから、日本人とは積極的には交流しなかった」と、強い決意を持って留学に臨みました。コミュニティカレッジでは、基本的にローカルの学生や他国の留学生と友達になり、英語だけを話すように徹底しました。ルームメイトも日本人ではなく、UCLAに編入したインドネシア人の学生と切磋琢磨していました。「頑張り屋さんの素晴らしい人間で、良い刺激を受けました。彼が日本に来る時に会って案内するくらいとっても仲がよいです」と、その友人との絆を大切にしています。さらに、Kさんはとびきりすごい韓国人留学生にも出会いました。「彼はちょっとレベルが違うんですよね。本気度が違うというか。たくさんのすごい課外活動に手を出していたし、とにかくすごかった」と絶賛する彼は、ほんの一握りの枠しかないイェール大学の編入生として合格したそうです。Kさんは「やっぱり、環境が大事。沢山勉強して、沢山活動をする志高い仲間がいたからこそ、いい刺激をもらえて僕も頑張れた」と、周囲からの影響の大きさを強調しました。
このように、充実した課外活動に加え、ビジネスコンペやハッカソンに携わるなど、積極的に「+アルファ」の経験を積んだKさんは、コミュニティカレッジで素晴らしい成績を収め、見事、念願のコロンビア大学への3年次編入を果たしました。

念願の奨学金獲得とその秘訣

Kさんのコロンビア大学での留学を経済的に支えているのが、大学から受給している手厚い奨学金です。「コロンビア大学からは、年間2万5千ドルの奨学金を毎年いただいています。学費(約5万3千ドル)の半分くらいがカバーされています」とKさんは語ります。この奨学金はNeed-Based(ニードベース)奨学金で、生徒の家計状況に基づいて支給されます。「初めから奨学金獲得を狙っていたわけではないですが、これは本当に助かっています」と率直な思いを明かしました。
多くの学生が気になる奨学金獲得の秘訣について、Kさんは「情報」と「粘り強く調べること」が最も大切だと強調します。「コロンビア大学では、奨学金をもらっている学生は意外と多い印象です。年間8千ドル程度の人もいれば、私のように多額の奨学金を得ている人もいます。あまり知られていないですが、私立大学は奨学金が出やすい傾向にあると思います」と語ります。スタンフォード大学は奨学金が出にくいと聞く一方で、「イェール大学では全額奨学金が出た」友人もいるそうです。

コロンビア大学での生活:想像以上の「競争」と「自己責任」

念願のコロンビア大学での生活は、Kさんにとってなかなかハードなものでした。「コミカレは先生がわかるまで教えてくれる手厚いサポートがあったが、コロンビア大学ではそれが一切ないことに衝撃を受けた」とKさんは語ります。「まさに『放り投げられる』ような環境で、学業は完全に競争。考え方を変えなくてはいけないことを痛感しました。誰も手取り足取り教えてくれるわけではなく、全て自分でやらなきゃいけない。周りの学生は『自然とできる奴ら生徒たちが集まっている』からこそ、自分は『そこまで頭良くない』と感じ、ひたすら努力する必要があることを痛感しました。最初の学期が一番大変でしたね。」
Kさんのコロンビア大学での典型的な一日は、朝9時からの授業からスタートします。「朝起きるのが苦手」なため、あえて朝の授業を入れて、強制的に早起きするようにしているそうです。授業は午後3時頃に終わり、その後はクラブでのミーティングに参加し、夜遅くまで(10時か11時頃まで)勉強に集中する日々です。「勉強量はめちゃくちゃ多いです。でも、それをみんなやっているからこそ、自分もやらなきゃってなりますね」と、ストイックな学習環境を語ります。「遊ぶ期間はほとんどない」のが実情で、特に最初の学期はアジャストするのに非常に時間がかかったそうですが、今はメリハリをつけて「やるときは徹底的にやる」というスタイルを確立しています。
特に「経済の科目が多く、競争が激しかった」という大学の経済学メジャーの最初の必修科目では、200人規模のクラスで自力で進めるスタイルに苦労しました。「クラス内でのテストの順位に応じて成績が決まるので、英語力でハンデがある自分はめちゃくちゃ勉強しました。」と語ります。
コロンビア大学では、「放り出されることで、その環境内で自分の力で、何から何までやっていく」ことが求められます。クラブ活動から勉強、ネットワーキング、スケジューリング、それらすべてを自分で管理し、実行していくのです。「それらって結局社会に出てから活躍するためのベースなんですよね。それを鍛えてくれるんです。だから、僕はこのコロンビアでの1年を経てとっても成長したと思います」と、Kさんはこの厳しい環境が自分を大きく成長させてくれたと実感しています。
コロンビア大学で友達を作る秘訣は、学校が始まる前のGSのオリエンテーション「Jump Start GS」に全て参加したことだったとKさんは語ります。「学校始まっていない時期に繋がった」のが大きかったそうです。授業内ではなかなか友達は作りにくいとのこと。その後は、金融系のクラブ活動に参加することで、さらにコミュニティを広げています。人気のある金融クラブでは入会に厳しい面接がありますが、これらは1、2年生向けの予行演習のような位置づけで、英語での面接に対応できるよう友人同士で対策を練ることも重要だと話しています。積極的に関われるクラブを見つけることが、コミュニティを広げる鍵となります。他にも、起業系のColumbia Rising Entrepreneurs (CORE)やColumbia Venture Partners、金融系のCFIG、CAP、LionFund、116 Partnersといったクラブがあるそうです。

今後の進路と留学を目指す学生へのメッセージ

最後に、これから留学を目指す日本の学生、特に奨学金を狙っている人に向けて、Kさんから力強いメッセージをいただきました。
「結局は意志の強さに比例すると思います。自分の中で『どういう人間になりたいか』という明確な道筋を立て、日々それを考え、計画を立てることが重要ですし、でかい夢を持っている人ほど、意外と日々の積み重ねを軽視しがちなので、ここを大切にしてほしいですね。」
そしてもう一つ、Kさんが強調したのは「人との繋がり」の大切さです。
「留学生活では、周りの人からの情報やサポートが非常に重要になります。私もコミュニティカレッジ時代に、良い先生や優秀なルームメイトに出会えたことで、大きく成長できました。積極的に人と繋がり、フィードバックをもらうことを恐れないでください。」
Kさんのストーリーは、明確な目標設定と地道な努力、そして人との繋がりが、留学成功の鍵であることを教えてくれます。経済的な不安がある方も、Kさんのように手厚い奨学金を得て、夢の海外留学を実現できる可能性は十分にあります。

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