30秒でわかるこの記事
ゲーム・映画・スポーツへの興味は、アメリカの大学で学ぶ分野を探す入口になります。
同じ「好き」でも、作る・分析する・支えるなど、惹かれる部分によって候補の専攻は変わります。
コミカレでは入門科目などを通じて興味を確かめながら、4年制大学への編入準備を進める道があります。
学科名だけで決めず、実際の授業・必要科目・取得できる学位・編入先の条件を確認しましょう。
「留学してみたいけれど、学びたい専攻がまだ分からない」。そう聞くと難しく感じても、「休みの日は何をしている?」なら、すぐに答えが浮かぶかもしれません。
ゲームの仕組みを考えるのが好き。映画を見た後、演出について誰かと話したくなる。スポーツで自分の動きを工夫するのが楽しい。そんな日常の関心は、大学で何を学びたいかを考える出発点になります。
この記事では、アメリカの大学やコミカレの公式プログラムを例に、「好き」を専攻選びにつなげる方法を紹介します。紹介する学校に進めば希望する職業に就ける、という意味ではなく、授業を調べる入口として使ってみてください。
「何が好きか」の次に、「どの部分が好きか」を考える
趣味の名前より、夢中になる場面に注目すると、学びたいことが具体的になります。
ゲーム:攻略を考える? ルールを作りたい? キャラクターや背景に惹かれる? 人が夢中になる理由を知りたい?
映画:撮影してみたい? 編集が気になる? 物語を分析したい? 映画と社会の関係を考えるのが好き?
スポーツ:自分で競技したい? 身体の動きを理解したい? チーム運営や観客に届く企画を考えたい?
例えば、同じゲーム好きでも、プログラムを書きたい人と、背景美術を描きたい人では、見ておきたい授業が違います。専攻名を一つ選ぶ前に、最近「もっと知りたい」と思った瞬間を三つ書いてみましょう。
ゲームが好きなら:仕組み・体験・表現を学ぶ道
ゲームの仕組みを作りたい
動きやルールを実装することに興味があれば、Computer Scienceやゲーム制作に関わるプログラムが候補になります。数学やプログラミングなど、作品を支える基礎を学ぶ時間も大切です。
UC Santa Cruzは、Computer Science: Computer Game Design B.S.を案内しています。公式カタログでは、コンピューター科学・工学や数学の基礎と、ゲーム制作を組み合わせた学びを確認できます。「ゲームをたくさん遊ぶ授業」というイメージだけでなく、必修科目まで見てみましょう。
キャラクターや世界観を表現したい
絵、動き、映像に惹かれるなら、Animationや関連するアート分野も候補です。Santa Monica College(SMC)のAnimationプログラムでは、視覚的な物語表現やアニメーション制作を学ぶ道が紹介されています。
「ゲームが好きだから必ずComputer Science」と絞らず、自分が作りたいものを基準に授業を比べてみてください。作品制作がある場合は、必要なソフトや制作時間も確認しておくと、学ぶイメージが具体的になります。

映画が好きなら:撮ることと、読み解くことを比べる
映像を作りたいならFilm Production
カメラ、照明、録音、編集、脚本など、どの工程に興味がありますか。映画制作は一人のひらめきだけでなく、役割分担や締切のある共同作業でもあります。短い映像を一本作ってみると、「撮影より編集が好きだった」といった発見もあるかもしれません。
作品を深く理解したいならFilm Studies
映像を撮ることと、映画の歴史・表現・文化的背景を研究することは、関連しながらも学習の重点が違います。作品を見るのが好きなら、どの場面が印象に残ったか、なぜそう感じたかを文章にしてみるのもよい入口です。
SMCは、Center for Media and Designのプログラム案内で、映画制作と映画研究の両方を紹介しています。名前が似ている分野でも、制作課題が多いのか、読解や論述が中心なのか、科目説明まで読むと違いが見えてきます。

スポーツが好きなら:競技以外の関わり方もある
身体の動きを学ぶKinesiology
Kinesiologyは、人の身体や運動について学ぶ分野です。SMCのKinesiologyの公式カタログでは、解剖学・生理学・運動学習などが紹介されています。競技をする時間だけでなく、身体の仕組みを学ぶ授業にも関心が持てるかを見てみましょう。
関連する専門職には、さらに上位の学位や資格が必要な場合があります。専攻名から職業を直結させず、将来やりたい仕事が見えてきた段階で、その国・地域で必要な教育や資格も確認します。
チームやイベントを支える学び
スポーツを見ることや運営することが好きなら、Business、Marketing、Communicationなどの授業を調べる方法もあります。例えば、試合の魅力をどう伝えるか、イベントの予算をどう組むかという問いから、興味のある科目を探せます。
ただし、一般的なビジネス専攻にスポーツ関連科目が必ずあるわけではありません。学校ごとの科目一覧や専門コースを確認しましょう。また、専攻として学ぶことと、大学の競技チームに選ばれることも別です。

コミカレから、興味を確かめながら編入を目指すには
幅広く試すことと、編入に必要な準備を早めに始めることを両立させましょう。
コミカレでは、専攻の入門科目や関連分野に触れながら、4年制大学への編入を目指す道があります。ただし、気になる授業を自由に取り続けるだけでは、志望専攻の要件がそろわないこともあります。
候補の専攻を二つか三つ並べる
まだ一つに決まっていなければ、候補ごとに「学ぶ内容」「必要な基礎科目」「制作や実習の有無」を書き出しましょう。共通する準備科目があるかも、カウンセラーと確認します。
学位・修了証・編入条件を分けて確認する
Certificate(修了証)、Associate Degree(準学士号)、4年制大学への編入準備は、同じものではありません。プログラムを修了すれば、希望する大学・専攻への編入条件をすべて満たすとは限らないため、目的に合う履修計画を確認しましょう。
例えばSMCのKinesiology AA-Tは、主にCSUの関連専攻への編入を想定した学位です。UCなどを目指す場合は、別途その大学の条件を確認するよう公式にも案内されています。UC志望だから、名前の似たAA-Tを取れば準備が完了する、とは考えないようにしましょう。
志望大学の必要科目から逆算する
UCは、コミカレと大学の科目対応を確認するASSISTなどの編入計画ツールを案内しています。学校・専攻・年度を合わせて、どの科目が必要かを確認します。
数学やプログラミングなど、順番に履修する必要がある科目は特に早めの計画が役立ちます。作品提出がある分野は、提出条件と準備期間も確認してください。編入までの全体像はコミカレから編入までのロードマップで紹介しています。
今週できる、「好き」を学びにつなげる小さな実験
ゲーム:好きなゲームの面白さを三つに分け、簡単なルールや画面を自分で考えてみる。
映画:スマートフォンで30秒の映像を作る、または好きな場面の演出を短い文章で分析する。
スポーツ:気になる動きについて入門教材で調べる、または観客として参加したイベントの運営を振り返る。
上手にできたかより、「調べたり作ったりする過程も楽しかったか」を振り返ってみましょう。見るのが好きなものと、大学で時間をかけて学びたいものが、違っていても構いません。
よくある質問
専攻が決まっていなくても相談できますか?
好きなことや興味のある授業から整理できます。「ゲームの絵が好き」「映像の編集を試してみたい」など、具体的な関心を伝えてみてください。候補によって必要科目が違うため、早めに比較を始めると計画を立てやすくなります。
趣味の経験だけで入学や編入に有利になりますか?
趣味があるだけで合格が決まるわけではありません。成績、必要科目、出願書類、作品提出などの条件は大学・専攻によって異なります。何を学び、どう行動してきたかを整理しつつ、まずは公式の出願条件を満たす準備をしましょう。

